懐かしい「まける日」・・・

今日の新聞の折り込みチラシです・・・もう何十年続いているのでしょうか・・・私が最も好きだった「まける日」は３０年以上前の七戸のまける日・・・　おばあさん達が大きな風呂敷をしょって買い出しに来ます・・・買うのは孫の入学祝いの制服や娘の婚礼布団などなど・・・みんなこの日まで大きな買い物は控えて・・・この日を待っているんです・・・町のあちこちでは福引きの大当たりの威勢の良い鐘の音・・・・通りでは温かい甘酒が振る舞われています・・・降る雪なんで誰も気にしません・・・あの頃は七戸にもまだデパートがありました・・・そこで目撃したおばあさんとはんてん姿の副社長とのやりとり・・・

おばあさん　：この婚礼布団２組買ったらなんぼにまげるど？

副社長　　　：「うーん・・これでどんだすか？」（耳に鉛筆をはさみそろばんの珠を動かしてお

　　　　　　　ばあさんに見せる・・・周囲への気遣いからか声には出さない）

おばあさん：（満足げに）「へば買る」・・・商談成立

古きよき時代の「まける日」がそこにはありました・・・みんな元気でした・・・できればあの時代にタイムスリップしたいと思います・・・

あ、そうそうあのとき福引きで私が当てた（人生最初で最後の）２等賞は煮染め用の大鍋でした・・

・・・まだ我が家にあります・・・