心に残ったお話し2つ・・・
- yutan560
- 2018年9月30日
- 読了時間: 2分

毎月愛読している「臨風」誌の9月号宏話の中に私の胸に突き刺さるようなショックな?お話しが載っていました・・・今年の1月フランシスコ・ローマ法王が長崎の原爆投下後に撮られた写真「焼き場に立つ少年」をカードにして配布することを命じたそうです・・・写真は直立不動の姿勢で赤ん坊を背負う半ズボンの少年が写っていました。赤ん坊はすでにこときれています。少年は、大きな穴で次々と遺体を焼く臨時の火葬場で背中の弟を仮葬する順番を待っていたのです。法王は「少年の哀しみは、かみしめて血のにじんだ唇に表れている」と、カードに簡単な説明文をつけました。そして、「戦争の結果」というメッセージと自らのサインを添えたそうです・・・
「焼き場に立つ少年」の画像・・・探してみたいと思います・・・
もう1つのお話しです
杉山龍丸さんは重傷を負って戦地から帰還、陸軍少佐として終戦を迎え、復員事務の仕事をしました
消息のわからない兵士の安否を問い合わせに来た家族に「あなたのご主人は、息子さんは、亡くなった、死んだ、死んだ」と伝える苦しい仕事をしていたそうです・・・そこに小学2年のおかっぱ頭の少女が訪ねてきました。すでに母親は死に、一緒に住んでいる祖父母は病気で動けないため、代わりに父親の消息を聞きに来たのです。帳簿で該当者を調べると「戦死」と、記載されていました。杉山さんはそのように言いかけたのですが声が出ません。体の中を走る戦慄を押さえて「あなたのお父さんは戦死しておられるのです」と言って声が続かなくなった・・・瞬間少女はわっとべそをかきそうになった。涙があふれそうになっているのを必死にこらえていた・・・見ている杉山さんのほうが涙があふれてほほを伝わり始めた・・・杉山さんが父親の戦死した場所・状況を紙に書いて渡すと、少女は涙一滴落とさず一声もあげなかった・・・でも、顔をのぞき込むと・・・下唇を血が出るようにかみしめていた・・・そうです
最近、法律があっという間に改正されたり(わたしたちの側から見ると)知らないところで何かが起こっているような不穏な動きがあるように感じられます・・・でも、決して忘れてはならないのは「戦争は悲劇しか生まない」と言うことだと思います・・・一人の人間としてできることをしたいと思います・・・
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